Mintの開設時期と銀の還流

研究ノート ·

これはSpuffordのMoney and its Useの図ですが、Mintの開設時期が銀の還流の結果と仮定すると、確実に銀は西から東へと流れています。当然東から西への流れ、それも巨大な激流が起こるわけでしょう。とくに14世紀以降の東から西への巨大な流れをどうやって実証するのか、資料はなにか考えてみたいと思います。さらにインド洋海域とインド内陸部そして東南アジアと周辺海域での流れも気になります。ご教授ください。

言葉の問題でもありますが、ヨーロッパ銀の東への流れは、輸入超過による貴金属の流出という側面があります。ガラス製品や絹、綿などの織物産業がイタリアで発達したとしても、「ヨーロッパの商品は中東産ないし中東経由の輸入品の半分の対価にもならず、貴金属の流出は続いてSpufford, Money and its Use, p. 152)」いったのです。

(H.T.)

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